個人再生を行って人生出直し中のサラリーマンのブログ

1600万円の多重債務による借金を個人再生で300万円に減額して返済したサラリーマンの話です


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個人再生に着手するまでの話についてもう少し細かく書いてゆきます(3)申請に必要な書類

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今回は個人再生を申し立てるにあたって、準備しなくては行けない書類をお話します。

 

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個人再生の必要書類チェックリスト 

個人再生をする場合には、大体は弁護士さんに依頼することが多いと思います。その際には、弁護士さんが必要な書類を案内してくれます。

しかし、必要書類を見てゆくと、予め決断する前にどんなことを準備しておかなくては行けないかが透けて見えてきます。例えば、家族に収入があった場合に、家族バレは不可避であるという事などです。

必要書類の一覧はインターネットで検索すれば結構出てきます。

 

個人再生の必要書類一覧|必要書類の作成・準備方法|債務整理ナビ

これで完璧!個人再生の必要書類について徹底解説

などに細かい案内が出ていますね。

では、項目別に見てゆきましょう。

住民票など市役所(区役所)で集める書類

役所に行って申請すれば入手可能な資料です。

住民票

住民票は、家族全員分。しかも本籍などを省略していない状態で請求して下さい。

戸籍謄本

戸籍謄本が必要というネットの書き込みもありますが、僕の場合は必要ありませんでした。

住民税証明書(課税証明書)

自分の分だけでなく、家族で収入があれば、全員分揃えておいたほうが良いです。自分の分については2年分用意します。

固定資産評価証明書

自宅を所有している人は、固定資産税評価証明書も必要になります。

登記簿謄本

自宅を所有している人は、登記簿謄本が必要です。これは、市役所ではなく自宅のある場所を管轄している法務局に出向いて申請する必要があります。行けばすぐに取れますので面倒はありません。

 

会社からもらう書類

会社で、経理や総務からもらう資料です。場合によっては勘ぐられ、会社バレが懸念される資料もあります。こういう場合は、庶務さんを味方につけておくと強いです。(上司にチクられずに処理してくれたりします)

源泉徴収票

本人分の源泉徴収票は2年分必要です。僕の場合、会社のポータルサイトから申請可能だったので怪しまれませんでしたが、毎年末に発行されるものをちゃんと取っている人なら問題ありません。

給与明細・賞与明細

できれば1年分ぐらいの給与明細、賞与明細を添付します。僕は最初給与明細3ヶ月分、賞与明細1回分を提出しましたが、裁判所から賞与明細は1年分を提出するように言われて、追加で提出しました。

退職金見込額証明書

これが、会社バレの可能性が高い書類です。会社は常に「今退職したら退職金はいくらになるか」を計算していますので、証明書の発行は出来ますが、何に使うのか勘ぐられると面倒です。

ケースバイケースですが、退職金規定がしっかりしており、計算により確からしい退職金見込額が算出できる場合は、これで代用できる場合があります。(僕はこの計算書で受理していただきました)

 

家族から集める書類

源泉徴収票

同居家族に収入がある場合、家族の源泉徴収票(1年分)が必要となります。ですので、共働きの方で、パートナーに隠して手続きしたい場合でも、ここで必然的に家族バレします。個人再生の場合、ジタバタしないで最初から家族バレ前提で臨むことが必要です。

給与明細・賞与明細

給与明細や賞与明細についても2-3ヶ月分を要求されました。こちらも家族に頭を下げて入手する必要があります。

その他、自分で書く書類・集める書類

ローン契約書・残高が分かる資料

現在、どこからどれだけの借り入れがあるか、ローン契約書や残高通知書で判断します。これと収入状況などの状況によって、弁護士さんが個人再生にするか任意整理にするか判断してゆく材料になります。また、債務整理先に対して、受任通知を発行する材料にもなります。

クレジットカードに関しては、個人再生であっても開始決定までの段階で利用のない会社に対しては受任通知を出しませんので、全部の カードについて分かっていなくても大丈夫です。

またクレジットカードやカードローンについては、ネットで残高確認が出来る場合が多いと思います。その場合は、該当ページのプリントアウトと、カードの表裏のコピーを弁護士さんに提出すれば対応してくれます。

自動車の車検証の写し

自動車を持っている場合は車検書の写しを添付します

自動車の売却見積

自動車を売った場合の評価額を提出します。見積はディーラーや中古車買取店で出してくれます。僕の場合は近所のガリバーで査定書を出してもらいました。査定を取っても、査定額が安ければ(20万円以下が目処)売却する必要はありません。また、ガリバーなどの中古車屋さんは売却意図が無いと伝えても、査定はしてくれます(きっと阿吽の呼吸でこちらの意図が通じているのだと思います)

保険の契約書コピー

各種保険の契約書コピー、特に満期返戻金や解約返戻金が有るタイプの保険は必ず現時点で解約した際の返戻金が分かるような資料とともに提出する必要があります。

通帳の写し

自分の持っている銀行口座についてすべて、1年分ないし2年分のコピーが必要です。僕の場合は2年分提出しました。

最近は通帳がないタイプの口座もありますが、その場合は銀行に行くと「取引明細書」を出してくれます(要手数料)

賃貸契約書、住居使用許可書

賃貸住まいの方は、現在の住まいの契約書コピーが必要です。

不動産の評価額証明書

自動車と同様、現時点で売却した場合の評価額を出しておく必要があります。これと、次の住宅ローンの契約書、償還表により、現時点での不動産の財産価値を算出します。

中古不動産扱いの会社が鑑定してくれますが、僕の場合、弁護士さんが馴染みの業者にお願いしてくれました。

住宅ローンの金銭消費貸借契約書、償還表

僕はあろうことかこれを紛失していたのですが、ローンを実行している金融機関に請求すると、金融機関側のコピーを出してくれますので、心配はいりません。個人再生で住宅ローン特別条項を使えば、金融機関は住宅ローンに関しては不利益は蒙りませんので、基本的に協力的に対応してくれると思います。

 

 と、まぁこんな感じです。結構たくさんあって手間がかかりますが、きちんと書類を揃えておけば、あとは、弁護士さんと相談しておまかせして大丈夫です。

 

次回は、債務整理を決意してから実際にやって事などを書いてゆきます。

 

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