はじめに
こんにちは。
50を過ぎて借金が膨れ上がってしまい、ついに債務整理に踏み切ってしまいました。
ここに至るまでに数々のブログや法律事務所のホームページで情報を仕込みましたが、あまり適切な情報が無いのが現状です。それは、情報量の問題もありますし、個別事情により、実際の事象が千差万別なこともあります。
しかし、クレジットカードの話や、残せる資産の話など、共通の話も多いので、今悩んでいる人、これから債務整理に踏み出そうとしている人の助けになれば良いと思って、ブログの形で残すことにしました。
僕の場合は、個人再生なのですが、プロセスとしては
債務整理を決断して法律事務所に相談
↓
法律事務所から債権者に受任通知を発行
↓
申し立て書類の作成
↓
裁判所に申し立て
↓
裁判所の質問に答える追加書類など整備
↓
開始決定
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法律事務所から再生計画案の提出
↓
認可決定
となります。このプロセスに沿って、弁護士とのやり取りや準備した物や事。申請のためにクリアしておかなくてはいけない条件などを書いてゆきたいと思います。
全部の記事数は、今時点では見当がつきませんが、30~100ぐらいになるのではないかと思います。
最初の記事はやはり膨れ上がってしまった借金の話とその内訳から話すべきでしょう。
借金の黒歴史
個人再生の申立書を書く段階で、いつごろからどれぐらいの借金があったか記載する部分があります。この為に自分の黒歴史を見直さなくてはいけないんです。
僕の場合、長い道のりが有りました。
最初のきっかけ
最初は給与振り込みに使用している銀行から「簡単な手続きで通帳貸越が出来ます」という案内が来たこと。いわゆる通帳額マイナスです。最初は10万程度をつけていたはずですが、いづれそれが総額180万円に膨れ上がりました。子供が出来て、家を買ってしばらくしたときにその状態だった記憶がありますので、もう20年前ぐらいのことです。
このときは与信額満額を使い切ることはせずに、ボーナス前に-100万円ぐらいになったのをボーナスで一時的にプラスに浮上し、また徐々にマイナスに沈み込むという動きをしていました。
借金額が増えてゆくきっかけ
借金額がボーナスが入っても0に戻らなくなったのは、子供の受験期からだったような気がします。僕には3歳差で2人の子供がいるのですが、小学校3年生ぐらいから学習塾に通い、いわゆるお受験を目指すようになりました。塾代は通常月で2-5万円、夏休み冬休みは講習代で30万円ぐらいが追加されます。
更に、実際に私立中学に入ってしまうと、学費として、一人100万円/年、その他に定期代などがかかります。
中高生の間は更に塾代がかかりますので、一人150-200万円/年かかっていたと思います。
これらの出費は当然のように家計を圧迫し、だんだん与信額いっぱいまで借りるようになり、そのうちにカードローン専用カードを持つようになりました。
最後のひと押しは給与削減からのリボ払い
子どもが高校生の間も何とか自転車操業できていたのですが、最後のダメ押しは勤務先の業務悪化に伴う給与・賞与の削減でした。もともと賞与比率の高い会社なのですが、まず、賞与がほぼ半額にカット。更にここ2-3年は給与にも定額カットが入りました。これで年間100万円以上の減収になってしまいました。
減収分を支出減で賄えればよかったのですが、100万円というと教育費などを抜いた可処分所得で言うと1/3ぐらいになってしまうので、流石に穴埋めできず、クレジットのリボ払いに手を付けてしまいました。
その後は、借入残高が雪だるま式に大きくなり、気づいた時には負債残高が優に1000万円を越える状態(住宅ローンを除く)になってしまっていたのでした。
債務整理の踏ん切りをつけたのは、給与削減が長引きそうに感じたとき
そんな状態でしたが、負債が1000万を越えても、退職金で最後なんとかなるだろうと思っていたのです。しかし、今年始めに会社の業務見通しが出たとき、今年も恐らく給与・賞与の削減は続きそうだと容易に判断できる内容でした。流石に今のままであと一年以上は持たない。と判断して、弁護士さんのところに相談に行った次第です。
実は、給与削減が始まる前、カードローンで与信枠いっぱいに借りてやりくりしていた時も弁護士さんのところに行ったことが有るのですが、その際には諸般の事情で、個人再生はできなかったので、任意整理を検討していました。その時には、他の施策で何とか切り抜けて、債務整理はしなかったのですが、その時に色々調べたので、弁護士さんに相談に行くことにそれほどの抵抗はありませんでした。
それにしても、いざとなったらビビりましたけど。
次回予告
次回は、弁護士さんにたどり着くまでの話し等をしたいと思います。
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