今回は、紹介を受けたブログとのタイアップ記事となります。
参考にさせていただいたブログはこちら
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僕の場合はどうだったか
ここでは個人再生のメリットとデメリットを客観的に列挙されていますが、僕の場合、実感としてどうだったかを書いてみたいと思います。
メリット
1.借金が減額できた
最大のメリットはやはり負債の削減が出来たことでしょう。僕の場合、受任通知を出してもらった時点で1500万円強、再生計画確定時点で1600万円ほどの負債がありましたので、これが300万円に圧縮できたという事実は強烈です。300万円を3年間で返すためには毎月8万円強の返済になりますが、1500万円の借金があると、8万円なんて、利息分にもなりません。これであと2年すれば住宅ローン以外の負債がゼロになるなんて、夢のようです。
2.家を手放す必要がない
持ち家の方にとって最大のメリットがこれです。自己破産にしてしまうと、家を失う事によって、賃貸に引っ越さなくてはいけません。これってかなり不便を伴いますし、屈辱的な出来事と思います。家を持ち続けることにより、生活が大きく変わることを防ぐことができます。それによって家族の理解も得やすいと思います。
デメリット
1.ブラックリストに載る
個人再生は、自宅を持ち続けることができるので、生活は大きく変わりません。しかし、信用情報機関に金融事故扱いで登録されるので、新たなクレジットカードを持つことが出来なくなります。また新たなローンを組むこともできません。もう一つ厄介なのは、借家の人の場合、家賃支払いの保証を連帯保証人ではなく、外部の保証会社に委託することが多いのですが、この保証会社が信用情報機関のデータを参照する場合があります(家賃保証最大手のオリコはオリコカードを持っている会社なので、信用情報機関のデータを見れます)。そうすると、保証会社の審査が通らない→アパートが借りられないという事態になります。ただ、すべてのアパートがNGかというとそうではなく、半分以上の保証会社は独立系と言って、信用情報機関のデータと無関係の審査をしますので、良く吟味して借りれば大丈夫です。
2.返済は無くならない
メリットの裏返しではありますが、減額と言っても返済は残ります。そして、返済期間が3年(場合によっては5年に延ばしてもらう事も不可能ではない)と短いので、月々の返済額は結構高いです。会社のリストラなどで給与が減額された際には、かなり厳しくなります。個人再生の返済は一度滞ってしまうと、そこで再生計画の効力が無くなり、減額されていた負債が元に戻ってしまうという恐ろしい事態が待っていますので、絶対に返済は行わなくてはいけません。けっこう背水の陣です。
3.住宅ローンも残る
同じく、家を残せるという事は、住宅ローンの返済も残ります。ローン完済した方なら良いのでしょうが、そのような方なら、そもそも債務整理を行うような状況にはならないでしょう。個人再生の返済と住宅ローンの返済が残り、新たな借金はできませんので、家計のキャッシュフロー的にはかなり厳しい状態が続くはずです。
4.ブラックの期間が長い
1に関連ですが、ブラックの期間は、事象が消えてから5年程度となります。自己破産であれば、破産時点を基準として5年たてば大抵ブラックから抹消されますが、個人再生の場合、返済終了から5年なので、開始からだと8年となります。もっと長く情報を保持する信用情報機関もあります。返済が終わってもすべてが終わりではありません。
まとめ
以上の様にまとめますと、とにかく、多重債務に陥った方については、何らかの方法での債務整理は検討した方が良いと思います。私としては
家を残さなくてはいけない人 → 個人再生
家を残さなくても良い人 → 自己破産
を検討すべきと思います。家を残さない覚悟があれば、実は自己破産の方が負債がゼロになるとか、自己破産時点で手続きがすべて終わるとか、メリットが大きかったりします。
紹介しているブログでは、個人再生以外の債務整理方法についても色々と紹介されていますので、参考にしてください。
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