個人再生を行って一から出直したブログ

1000万円以上の多重債務による借金を個人再生で弁済したサラリーマンの話です


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個人再生に着手するまでの話についてもう少し細かく書いてゆきます(5) 家族へのカミングアウト

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前回までは、どちらかと言うと手続き的な話で、自分のケースから少し突き放したところで書いていましたが、今回はもっと身近な、債務整理を決断した後、家族へのカミングアウトをするまでの話を書きます。

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個人再生は家族に隠して処理するのは不可能です 

前々回、(3)で書きましたが、個人再生の場合、収入と支出はすべて裁判所に開示し、すべての債務に対して、一律減免するというシステムになっています。申し立てを行うのはあくまで個人なのですが、家族は「生計を一にする」関係ですので、当然中でお金のやり取りはあるだろうと言うことになります。そこで、収入と支出は家族単位で提出する必要があります。収入については給与明細や源泉徴収票の提出が必要ですので、家族に収入があれば、頭を下げてお願いして、会社に申請してもらうか、会社から配布された資料をコピーさせてもらうかしなくてはいけません。

この時点で、「家族には隠せない」となります。

また、債務整理を始めると、今までとはお金の流れが大きく変わってきます(大抵は、手元資金が苦しくなってくるはずです)ので、家族に隠すのに無理が生じてくると思います。 

家族関係が破綻していると言うことでなければ、「家族みんなで苦境を乗り越えてゆく」ことに協力を取り付けておいたほうが良いと思います。

任意再生であれば、このように「すべてを明らかにする」ことは必須項目ではありませんので、家族に隠しながら債務整理をすることは不可能ではありませんが、自分名義のクレジットカードが持てなくなったり、お金の流れが変わったりして、家族から不審に思われることが出てくると思います。

ですので、弁護士さんに相談に行って、債務整理をする事を決めた時点か受任通知を出す前ぐらいのタイミングで家族に話したほうが良いのではないかと思います。

家族会議

初回に弁護士さんに相談しに行き「一刻も早く個人再生をしたほうが良いです」とアドバイスをされた次の週末、夕飯前に家族が集ったときに「ちょっと話があるんだけど」と切り出しました。妻にはそれまでにも家計が苦しい話や、弁護士に相談に行く話はしていましたので、何となく感づいた雰囲気はありました。

話したのは以下の様なことです。

  • 以前から積み重なってきた借金が返済不可能な金額まで積み重なっており、既に1500万円程度になっている
  • 最近数年の会社の業績悪化により、ますます返済不能な状況になっていて、今でも債務総額が月々増えている状況にある
  • 弁護士に相談した処、早期に債務整理を行うことを推奨された。恐らく個人再生という手法を使うことになる。
  • 住む家や自動車を手放すことになる可能性は殆ど無い。
  • クレジットカードは使えなくなるので、今までのように家族カードでの買い物は出来なくなる。これに変わり、毎月定額でお金を渡すことにするが、今まで家族カードで使っていた金額に比べるとかなり少なくなるのは了解してほしい
  • 事故情報が付くのは自分だけなので、家族の信用情報には傷がつかない

随分虫の良い話ですが、この先、債務整理を進めることになることについては了解してもらえました。このままほっておいたら、自己破産になり、家も車も手放すことになってしまうことを理解してもらえたこと、ここに至る経緯が僕の無駄遣いや投資の失敗ではなく、単純に家族で使ったお金が多すぎたということを理解してもらえたからでしょう。

家族からの要求事項

当然、家族からカウンターの要求も受けました。突然の生活費切り詰め要求ですからこれはやむを得ません。

  • どうしようもなくなる前に、具体的に数字で説明を受けたかった。3年にわたって収入が200万円も減っているなんて初めて聞いたし、今の住宅ローン支払後の手取りが35万円しかないという話も初めて聞いた。
  • 最低限の生活費は確保すること。それが出来ないのであれば、バイトでも何でもして、生活水準の維持に努めること
  • 今後も裁判の進捗状況など、情報はタイムリーに開示すること

基本的に、個人再生の場合は、減額された債務を弁済することができれば、生活水準を変える必要はありませんので、頑張れば家族の要求には応えられそうです。

今までたまに行っていた家族旅行にいけなくなったり、車の買い替えが当分できそうになかったり、不便をかけることはあるかもしれないと再度陳謝してこの時の家族会議は終わりました。

僕は非常に恵まれている方

ほかの方のブログやツイッターを見ていると、財布を完全に妻に握られるようになったとか、小遣い0円とか言うケースも有るようですので、自分で家計をマネジメントできている限りは、引き続き家計管理を任せてくれている僕のケースは非常に恵まれていると思います。

一回事故を起こしていますので、半期ごとの家計の損益計算書ぐらいは作らないと行けないでしょうね。

そして、この後、休日はバイトに出るようになりました。

 

次回以降は、弁護士さんを訪問してから個人再生の申し立てをするまでの話を少し詳しく書いてゆきたいと思います。