個人再生を行って人生出直し中のサラリーマンのブログ

1600万円の多重債務による借金を個人再生で300万円に減額して返済したサラリーマンの話です


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個人再生 返済開始半年経ってからが本番

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こんにちは、個人再生の再生計画が認可されて9ヶ月経過しました。キャッシュフロー的にはいよいよこれからが本番だなと言うことを身にしみて感じています。

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実は再生計画認可時点ではキャッシュフローには余裕があります 

今になって思うのですが、再生計画認可時点では、実はキャッシュフローには余裕があります。

履行可能性テストで積んだお金は戻ってくる

再生計画申請中に履行可能性テストとして、返済期間の返済額と同額を弁護士さんの口座に積んでおきますが、このお金は再生計画認可と共に返済されます。

だいたい、履行可能性テスト期間は半年ぐらいになりますので、返済額が月5万円の人で30万円、僕の場合は月8万円なので48万円にもなります。

ほとんどの人はこの戻ってきたお金から弁護士さんの費用を精算するのですが、僕の場合、弁護士費用は半分以上前払いしたので、30万円ほど戻ってくることになりました。

再生期間中は臨時収入は期待できない

個人再生を行うと、実は2つの「予期しないキャッシュフローの増加」が発生します。

1.受任通知発行から開始決定までの間の借金返済額

個人再生を決意するまでは、毎月借金返済に追われているわけですが、個人再生の手続を開始し、弁護士さんに受任通知を出してもらうと、この返済が止まります。返済予定だったお金はまるまる手元に残ります。開始決定からは履行可能性テストが始まるので、そのお金は毎月積み立てないといけませんが、開始決定前はそれもありません。ひとによってはここで浮いたキャッシュで弁護士費用を払う人もいるでしょう。

実は、ここで返済が止まっている分のお金は、開始決定時に債権者が債権を確定する際に債権に加算されています。しかし、短期的にはキャッシュフロー改善に寄与します。

2.再生計画認可時に戻ってくる履行テスト積立金

上に書いたように、履行テスト積立金は再生計画認可時に戻ってきます。

キャシュで簡単に計算すると

(受任通知発行時から再生計画認可時までの期間の返済予定額)ー(弁護士費用)=(キャッシュフロー改善分)

となります。僕の場合、この部分で30万円ほどありました。

月の収入ー返済予定額できちんと生活できるか確認しておこう

これがまさしく履行テストの目的でもあるわけですが、大抵の人は毎月の自転車操業ではなく、多少はフリーキャッシュがあると思いますので、半年程度で上のようにキャッシュフローが改善されるイベントが有ると、定常時のキャッシュフローに気づかないことがありえます。実際の手持ち資金の動きだけではなく、月単位で少なくともお金の出入りと手元資金の確認を行うことは必要だと思います。

僕の場合、7月のボーナスが結構良かったので、今の所キャッシュフローはプラスで推移していますが、12月のボーナスには期待できないので、油断できません。無駄遣いしないように締めてかからないといけないと思っています。

新たな借金ができない状況では、キャシュフローが全てになる

再生者は新たな借金ができませんので、生活が成り立つかどうかはキャッシュフローがプラスで回るか、マイナスに落ち込むかが全てです。そして、借金を膨らませていった今までの生活習慣がありますので、ちょっと油断するとすぐにキャッシュフローはマイナスに落ち込む危険性があります。

再生期間中に再度破綻すると、再生手続が中止され、あとは自己破産するしかなくなってしまいます。

計画的に毎月のキャッシュフローをプラスにする生活を心がける必要があります。

このエントリーは半ば以上自戒のために書いています。

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